Kazuto Hayashida

林田 和人 | Kazuto Hayashida

◯教育活動
・情報処理に関する教育 統計処理、プログラミング、プレゼンテーションの表現手法などの能力を育成するため、情報処理に関する教育を行なってきた。プログラミングについても、建築や都市計画を志す学生にとっても、論理的な思考を持つためには必要である。
・社会人に対する環境デザインに関する教育 建築や都市でザインを行う際、美しいという評価だけで形態を考えるのではなく、人間にとって使いやすいなどの評価軸も必要であることを、社会人に対して伝えている。授業では、自分自身で問題を発見し、それを解決するアイデアを提案し、そのアイデアを分かりやすく人に伝えるプレゼンテーション能力の育成も行なっている。
◯研究活動
これまでに、様々な空間における、様々な人達の行動データをこれまでに取得してきた。これらのデータから、空間と人間の行動との関係を分析し、また時間による行動の変化という視点により分析を行ってきた。この分析をもとに、人間の行動を空間と時間により説明する行動モデルの作成を行っている。
この行動モデルを人間行動のシミュレータに実装することで、シミュレータの開発を行ってきた。 これまで避難行動シミュレータとして開発してきたシミュレーションシステム(個人単位で歩行行動を判断・決定するオブジェクト指向型)を、避難時にとどまらず、イベントなどの動線計画のスタディにも利用できるよう、操作およびプラン評価が容易な群集流動シミュレーションシステムとして再構築を行っている。

学歴:早稲田大学理工学部建築学科 早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得 工学博士
主な職務歴:早稲田大学理工学術院総合研究所客員准教授、武蔵野女子大学短期大学部助教授、法政大学非常勤講師
現在:早稲田大学理工学術院総合研究所(理工学研究所) 客員主任研究員(非常勤)/(研究院)客員准教授(非常勤)、法政大学非常勤講師、武蔵野大学非常勤講師、関東学院大学非常勤講師
研究領域:建築計画、建築情報、人間行動